インターンシップ AI・機械学習実験
2022/8/25
2022インターンシップ
2022年8月、Delft University of Technology BSc Aerospace Engineering(デルフト工科大学 航空宇宙工学部/オランダ)の岩見田 圭哉さんをインターンとして迎え入れ、夏季インターンシップ10日間プログラムを実施しました。
業務内容
今回のプログラムは、AI・機械学習研究チームにて実施。
文字認識実験の中でも、非文字クラスの拡大によるアルファベットの認識改善をテーマに実験にご協力頂きました。
文章で多用されるが、誤認識されやすい”~ing”、”~ly”、定冠詞”the”を学習させることに課題を絞り、英文のテクストサンプルのリサーチ、文字の組み合わせの抜粋、編集作業、前回学習させた非文字の認識の実験等を行いました。
“ly”の場合、”lg”と誤認されるケースが見られたが、”ay”を学習させることで”ly”の誤認率が下がる結果が出るなど、様々な興味深い結果が得られました。
インタビュー
-今回コネクテッドのインターンに参加したきっかけを教えてください。
私が今回参加させていただくきっかけとなったのは機械学習に触れる機会があるというのが一番大きかったです。
機械学習については大学の講義で軽く触れましたが、実際に何かを動かすということはありませんでした。機械学習はこれから様々な分野に応用できると思うので、エンジニアを目指している者としてはこの機会を通して機械学習と実際に触れ、自分の専門分野にも活用できる可能性を見出したいと考えました。
-コネクテッドで10日間働いてみていかがでしたか。
私は今回文字認識の実験を行いましたが、いくぶん自由に実験を進めさせてもらえました。
自分で考えて行動することが多く、スーパーバイズしてくださった本郷さんと相談しながら実験の結果や次の実験について考えていました。
-文字認識実験に参加してみていかがでしたか。
機械学習に触れるのは初めてでどのような「考え方」をするのかが気になっていました。
実際にアルファベットの文字を学習させて実験してみると、様々な文字のパターンを認識できると感じましたが、機械には先入観がないためアルファベットでは当たり前なパターンを教えさせるのが難しく、宇宙人に文字を教えているような感覚になりました。
-今回のような経験をどのように感じますか。
実際に実験を機械学習で行っていく中で、自分の専門である航空宇宙の分野にも活用できると感じました。この経験を通して様々な可能性があることを学ぶことができたと思います。
今回インターンシップにご参加いただいた圭哉さん、ありがとうございました。